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監修の日記
日本の祖国 ☆見てきましたー☆
2019年01月11日
こんにちは、アナスタシア・ジャパンの岩砂晶子です☆
2019年もすでに11日が経過し、エンジンの回転数が上がってきましたよー。
もうそろそろフル稼働できますねー。

さて、日本でつくる、日本版の「祖国・一族の土地」って、どんなものになるのだろう?
アナスタシア読者であれば、きっと誰しもがこの問いを一度ならず考えるはず☆

わたしはシベリアや西ロシア、そしてエストニアの祖国を見てきたけれど、
やはりそれらも、その地域に合うようにアレンジされていた。
たとえば、気候を配慮したキッチンガーデンだったり、
その国の文化背景を考慮した上に、オリジナルな祖国が創られていた。

日本には、わたしが見てきた地域や国とはまったく異なる気候や文化、人口数や法律がある。
そして、その異なり具合は、あまりにもかけ離れていて、
ちょっとやそっとのアレンジでは効かないレベルなのかもしれない。
だからこそ、「日本版」になるのだ☆
そして今、日本でも「祖国・一族の土地」を創りはじめている人たちがポツポツ出てきている!

でね~、昨年11月に、急きょ日本版祖国のひとつを見に行ってきたのですよ~☆
中川圭くんの祖国は、京丹後の村にありました。
その名も「五十河茅葺桃源郷」☆
そう、まさに「桃源郷」ということばがピッタリ!!!

そもそも中川くんの祖国がある五十河村自体が、
すでにとっても美しい「THE日本の田舎」。
稲刈りが終わった五十河村の田園風景を見た時点で、
すでにわたしの日本心をくすぐるのでありました。

なだらかに傾斜しながら広がる田んぼの横が小高くなっていて、
この坂を上り切ると、なんと?! 
想像を絶する風景が目の前に広がっていたのありました!
そう、
そこには日本の原風景、
桃源郷が6ヘクタールという広大な敷地に広がっていたのでございます!!!
日本昔ばなしに登場するような、
まさに江戸時代の田舎にタイムスリップしたかのような錯覚を覚えました!
それもそのはず、
6ヘクタールの草原に、3棟の茅葺の家が建っているのが見えるのです。


さらに、
小柄な白馬が1頭、敷地内を自由気ままに散歩しているではないですか!


それだけではないのです! 
ジャージー牛が2頭、これまた気の向くままに草をはみながら、来訪者を横目で見ているんです。


「いったいどーいうこと?!」
挨拶もろくにしないまま、出迎えてくれた中川くんを質問攻めにしてしまった岩砂でした(笑)

中川くん: 「形象学を使ったんですよ!」
岩砂: 「そ、そーに違いないでしょうけど、どうーゆうこと?! どーやってここに?」

と、こんな調子で、わたくしの興奮は冷めやらぬ、と言いますか、
ますます熱が上がってしまったのでありました~。

鳥取県内で開催されたアナスタシアのお茶会のあとから、
中川くんは祖国づくりをはじめるべく、本格的に土地探しをスタート。
彼の理想の祖国は、茅葺屋根の古民家がある土地!
そこで、古民家を求めて東奔西走したのです。
けれど、なかなかイメージの古民家に出会えない。
いいな~と思う古民家は、すべてなんだかの文化財になっていて、
家の中に入ることや、ましてやイベントを行うことなんて、もってのほかだった。
そこに住むなんて、言語道断のレベル。

厳しい現実に直面していたそんな折、
何気なく祖国の夢をある方に語ってみた。
すると、
「中川くんにピッタリの土地を知っているよ!」
という思いもしない回答をもらう。

半信半疑でその土地を訪れてみた。
この坂を上り切ったとき、イメージしていた古民家そっくりの茅葺屋根が3棟、目に入ってきた。
まさに雷が落ちたような感覚☆
「ここだ!まさにイメージしていたとおりの土地!」
こうして、中川くんは五十河村に移住したのでした。

この話を聞いてもわたくしの頭の中は、
まだまだ「?マーク」がたくさん浮遊していた。

岩砂: 「え? なんでここに3棟もの古民家があるの? 
それに、6ヘクタールの土地を買ったの? 
そもそもどうやって暮らしているの? 電気は?」
ダムが崩壊したかのごとく、質問が次から次へとあふれ出てしまう。

中川くん: 「茅葺屋根の古民家、いいでしょー!
江戸時代の中期に実際に使われていた家なんですよ。
数十年前に、
高度経済成長期の流れで滅びてしまうであろう日本の伝統建築民家を保護し残そうと、
志ある不動産会社と学者さん、建築会社が京都府内から移築してきたんです。
当初は7棟をこの土地に移築する計画だったそうですが、
3棟移築してところで計画は休止。
そのあとは、地元のおじさんたちのNPOに託されたそうなんです。
ところが、地元のおじさんたちも忙しいし、体力のこともあって、
この6ヘクタールの土地と古民家3棟をまとめて管理してくれる人を探していたんです。
そんなタイミングにぼくが現れたってわけです」

岩砂: 「じゃあ、この土地を購入したわけではないのね?」
中川くん: 「管理することを条件に、ここに住まわせてもらっています。
現在この6ヘクタールの土地はNPO法人の所有地で、
ぼくは管理人という位置づけで、全敷地の管理を任されているんです。
そして、敷地内の古民家で暮らしている。
それから、NPOのおじさんのジャージー牛も2頭もついてきた(笑)」

岩砂: 「さきほど、『形象学』を使ったって言ってたよね? あれは、どういう意味?」
(※形象学:イメージの科学。詳細は、シリーズ4巻「共同の創造」を参照)

中川くん: 「鳥取でのお茶会のあと、具体的にどんな祖国で暮らしたいかを考えたら、
ぼくは茅葺屋根の古民家だったんです。
そこで、
『祖国を作る(5年以内)最も適切な地を譲ってもらった。
茅葺き屋根の家に住む(譲ってもらった)』
と、実現しているところをイメージしながら、ノートに書き出しました。
これが2016年5月のことです。
そして、およそ1年後、この2つの条件がピタリと当てはまる、
ココシカナイという場所に出会った、という流れです」

岩砂: 「単に“古民家”ではなくて”茅葺”ってところが、具体的で明確ね! 
宣言は明確でないとね!」
中川くん: 「宣言したことが、全部実現したんですよ!」

岩砂: 「形象学を使いこなしてますね~。すばらしい! 
ちなみに、ノートに書き出してから、四六時中イメージしていたとかですか?」
中川くん: 「書き出したときはイメージしました。その後は時々ですね。
でも、そこに意識を置くとすぐにイメージしている感じでした」

↓写真は、中川くんと宣言ノート。江戸時代の古民家のご自宅の前で。


岩砂: 「ところで、生活費はどうしているの?」
中川くん: 「昔からやっている庭師の仕事、茅葺屋根の葺き替えの仕事、
それから天然酵母パンの販売をしています。
あと、地域おこし協力隊の仕事ですね」

わたしがすばらしいな、と思ったことはたくさんあるが、特に関心したことがある。
それは、中川くんが地元住民とよい関係にあることだ。
もちろんそれは一夜にして成せたことではない。
移住してからの1年、中川くんは、地元住民との関係構築に専念した。
毎月1回新聞を書いては、地元住民の家を一軒一軒まわって、新聞を手渡ししている。
また、イベントを開催する折には、必ず地元住民にも参加を呼び掛けているそうだ。

彼のこの地道な活動は功を成している。
先日も、とある先生を招いてルワンダ料理会を開催したそうだ。
その際は、地元のおばさんが二人参加している。

さらに、この地道な活動が認められ、
中川くんは「地域おこし協力隊」の職員にもなった。
そして現在、彼が作る写真付きの新聞の印刷は、
「地域おこし協力隊」の活動の一部として、協力隊から捻出されているそうだ。

もうひとつ驚いたことがあった。
わたしは訪問当初、
6ヘクタールという広大な原野に、若い青年が一人ポッツリ、
自然の中で孤軍奮闘して暮らしている、
というのをイメージしていたの (笑)☆

ところが実際はその真逆!!!
こんなにもド田舎にもかかわらず、
若者たちのちょっとした拠点になっていたのだ。
訪問した日がちょうどソバの実の収穫日だったからかもしれないけれど、
大人から子どもまで、大勢の人が中川くんの祖国にいた。
泊まり込みの京大生たちまで!
それだけではない、
次から次へと中川くんの知人が訪れて、
活気あふれる場所となっていたのだ。
五十河村は、まさに息を吹き返す前兆にあるのであります!
それも、すべてはこのひとりの青年の情熱が動かしている☆

秋の夕日が、江戸時代の茅葺古民家と山々を赤く染めるころ、
お散歩に連れていっていた、大きめの白馬が一頭納屋に戻ってきた。
中川くんが、満面の笑みをたたえて、その姿を見つめている。

この若い青年からあふれ出る、
生きる歓び、そして情熱のエネルギーを感じずにはいられなかった。
本来は、誰しもがこれらのエネルギーを、同量もしくはそれ以上放てるはず☆


中川くんの祖国に夢と希望をはせると同時に、
これから増えるであろうこのような人たちのことを思うと、
心底ワクワクしたのでございました☆

中川くん、京大生くんたち、おもてなしありがとうございました(ハートマーク)

※現在、入植希望者の受入れはないそうですが、見学などはウエルカムだそうです※
連絡先 → 中川圭さん

【追伸】
中川くんが江戸中期の古民家で作る天然酵母のカンパーニュは、
フランスで食べたカンパーニュよりもかくだん格段に美味でした☆
ごちそうさまでした~(ハートマーク)

今、「祖国・一族の土地」が日本国内でもでき始めています☆
時間が許すときに、これからも訪問させていただきたいと思っています。
レポート お楽しみに~☆