今日は「祖国・一族の土地」を訪問する日。
だから朝からワクワクしていました。
「祖国・一族の土地」とは、
アナスタシアが推奨している暮らしをしている人々の住まいのこと。
(アナスタシア・シリーズの4巻から登場しますが、
先取り&情報が欲しい方は、『ザ・フナイ』3月号をご高覧くださいね。)
もちろん先ずは朝食で腹ごしらえ!
マンマの手作りのミルク粥と焼き立てのパンでお腹も満足。
そこで私たち10名は、大型バス1台に乗り込み、300km北にいざ出発―。
でも次第に天気が悪くなり・・・窓の外が曇り出しました・・・。 目を疑いましたが、雪がちらほら・・・ 参加者の方曰く、これは洗礼にとのこと。 いかなる時もポジティブな方たちで良かった~。
同じ意志を持った人達が集まって創った『Sunny Glade』キンエステートに到着。
でも、あまりSunny(太陽さんさん)ではなかった・・・この時点で雪が強く舞い始め・・・次第に吹雪いてきました。 洗礼を受ける中、私たちは広大な土地をどんどん奥へ奥へと歩いて やっと今回ご案内をしてくださいましたヴィンセントさんのお宅に到着。
本当はお庭でランチをとご予定してくださっていたのですが、 こんな異常気象では大変と、家の中に入れて頂きました。 この季節に雪というのは、ロシアでも在りえない!とのことでした。
家の中はなんともいえない ぬくぬくな温かさ。
そしてここで我々一団は初めてペチカというものを目にしたのです! これも雪のおかげですね(笑)
ペチカはレンガ造りの巨大な薪ストーブで、家の中心部に位置していました。 ペチカの一部は台所に面し、お料理ができるよう、コンロとオーブンがペチカについています。ペチカのもう1部は玄関に面し、濡れた靴などを乾かせるようになっていました。 そしてもう1面は寝室に面しています。ペチカは段々になっていて、色々な物も置けるようになっていますし、子どもが寝られるほどの十分なスペースがありました。 我々も早速ペチカに上がらせていただきました。
昼食は、ヴィクターさんのお宅で収穫されたご馳走をいただきました。 野菜具たくさんの温かなスープ。 お手製のパンや、アナスタシアの言う方法で集めたトロ~リはちみつ。 お庭で飼っている鶏が産んだゆで卵。
ひとつひとつに心がこもっている、本当の真のご馳走でした。 食事がひと段落してから、シベリア杉の葉やモミの葉を使ったジュースの作り方を教えて頂きました。
また、ヴィクターさんの世界観、そして日露戦争に関わっていらっしゃったお父様に代わって、日本人に申し訳なかったという思いなどをお伝え頂き、胸が熱くなるお話しを聞かせていただきました。
ヴィクターさんご一家の心温まるおもてなしに、何とお礼をお伝えしたらいいのやら。
彼らの素朴で優しい微笑みとお別れし、その後はトムスク市内を観光しました。
トムスクはシベリアの学生の街。アナスタシアが肉体を持って訪れた街のひとつです。
ロシアに来て初めて見る街並みでした。
帰路、天が割れたかのように、青空が雲間から顔を出しました。
シダーハウスに戻ると、湯気が出ているスープがテーブルに並び、
暖炉には薪が明々と燃え
それらがロウソクのやわらかな光に灯されて
なんだか、とっても心休まったのでありました。
今宵もバーニャ(ロシア式サウナ)で温まってから、
ハーブの香りに包まれて、夢の国へ・・・という具合でした。
つづく・・・