朝食はだいたい9時から。
日本との時差は2時間だから、さほど問題はないんですね。
今朝の朝食は、ソバの実のミルク粥。 自家製のカテージチーズをお好みでトッピング。
今日はこの度の目玉のひとつ、タイガの森に出掛けます。
先ずは身支度から。
なんせ森の中にはツツガムシがいるので、無防備で行くことはできないのです。
肌を露出しないこと。
定期的にお互いをチェックして、刺されていないか確認しなければなりません。。。
アンティークカーでしょ!と言わんばかりのロシア製ジープに乗り込み、
マンマが作ってくれたランチ弁当を積んで、出発―。
ちょっと雲行きが怪しい。
私たちが森から出て来るまで天気がもってくれるといいんだけどなぁ~。
このジープを運転してくれるのはニコライおじさん。
すこぶる運転の腕前のおじさんです。
(ちなみに、ニコライおじさんにこのジープは似合い過ぎです!(笑))
私たちが入った森までは、猟師たちが入った車の跡がありました。
そこを普通に走ればいいはずなのですが、
先日降った雪と雨で、道はぐちゃぐちゃにぬかるみ、
至る所に池と呼びたくなるほどの大きさの水たまりが・・・。
また、ぬかるんだワダチがそのまま固まって、すごい形に盛り上がっている場所も・・・。
そんなことで、ニコライおじさんは、このような障害物を避け、
木々の間をクネクネぬって走っています。
ジープも傾いたり、木々の間スレスレを通り抜けたり、かなりスリリング。
その間、ジープの中の私たちといえば、ミキサーの中身のような状態で、 上下左右に激しく揺れ、すごい状態に。 遊園地よりもずっと楽しい~。と若者たちはエキサイト! 女性たちは「凄いアドベンチャーね」、とビックリ! 十分にシェイクされた後、 私たちは突然森を抜け、だだっ広い草原に出たのでした。
さ、これからがスタート。
(みんなビックリ。ええ、まだ到着していないんですよ~)
ここから歩いて森小屋まで行くんでーす!
ぬかるみや池を出来る限り回避しながら、 時には男性陣のサポートをいただいて
我々は前進したのでありました。
タイガの奥へ奥へと入って行きました。
シベリア杉の森の中。 澄んだ空気がどんどん肺に入ってきます。 何だか次元が変わった感じ・・・。 思考がスッキリ。 何かから解放されたような、ふわっとこの森の次元に溶け入るような、そんな感覚。 呼吸をシベリア杉に合わせてみる。 自分の内の奥底にある、ことばのない静かな領域に、ゆっ~くりと入っていける。。。
小さな木造の小屋が見えてきました。 目的地に到着―! ランチは、 マンマが作ってくれたサラダと肉団子が入ったピロシキみたいなの。 これがまた美味でした~。
ニコライおじさんが入れてくれたお茶をすすりながら ここで自由時間。
とは言っても、タイガの森は日本の樹海のようなところ。
一度迷うと二度と出てはこれない森。
みなさん、遠くには行かないでね~。
そして、各自好きな場所でシベリア杉と語らったのでした。
最後に、ひとりひとりシベリア杉を植林しましたよ。
200年、400年後には、大木に成長しているんでしょうね。 大きくなってね、シベリア杉!
つづく・・・