今日はこの旅の最終日。
若干の予定変更が入ったため、本来は夕方前まで行う予定だった
シベリアンシダーナッツオイル作り体験を、短縮バージョンに変更。
そして昨夜からちょこっとだけ体験を開始していたのでありました。
シベリア杉は学名をシベリアマツといい、松なのであります。
先ずは松ぼっくり(球果)を、洗濯板みたいな木製の器具でゴリゴリやって崩します。
これ、すっごく腰と腕の力を要するんですよ。
こうして松ぼっくりはバラバラに。
次に、大小異なったフルイにかけます。先ずは大きな穴のフルイから。
これもすっごく腰力を必要とします。
徐々にフルイの穴のサイズを小さくし、このように松ぼっくりと松の実を分離していきます。
でもフルイの作業はこれでは終わりませーん。
これから松の実のサイズを選り分けるため、さらに何度も、異なったサイズのフルイにかけます。
この時点で既に腕はパンパンです!
みんな頑張れ~
(私は応援団ネ! 今回は男性陣が多くて良かったですよ~。 女性だけでしたら、永遠にこの作業は続いていたことでしょう・・・)
こうしてやっと松の実を石臼にかけるのであります。
で、これで終わったと思ったら甘いー! まだまだデス。
次に、砕かれた松の実の殻、薄皮、松の実のミックスを 風の力を利用して、できるだけ松の実だけにします。 こんな感じにネ
それから薄皮を取り除く作業タイム。 ここから(も)根気の要る作業なのです。
種子についている薄皮を、指先で取り除くのです。
次に、種子の選別作業に入ります。 欠けているものや、色が悪いものを一粒一粒省くのです。
全行程の中で、この作業がおそらく一番時間を要します。 首は痛くなるし~。思考が無の時間となります。瞑想タイムです! この作業は、通常、女性のみで行われています。 我々はタイムリミットがあったため、この作業はパスしました。 みなさんはラッキーでしたね。 私は前回、オイルを圧搾できる量のナッツが用意できるまでイノコリされられましたよ~(笑)
次に、選別されたナッツだけを亜麻の袋に入れます。そして、大量のナッツを詰めたこの袋を、木製の樽に納め、 ゆっ~くりと時間をかけながら、圧搾していきます。 もちろん人力で!
すると、樽に取り付けられた木製の口から、金色の液体がチョロチョロと出てきました~。
みんなから、「わ~ぁ」と歓声が上がりました。
圧搾が終わった後の絞りかすはこんな感じ。
本来は、薄皮を取り除いているので、もっと白い色をしています。
ちなみに、これらの作業にはすべて木製の道具を使い、 シベリア杉の種子が金属に触れることがないようになっているんです。 詳しくは2巻を楽しみに待っていて下さいね~。
(今、私は2巻の監修作業をしてますからね~。もうちょっと待ってて~)
搾りたてのナッツオイルは瓶詰めし、プレゼントとして持ち帰らせて頂きました。
こうやってシベリアンシダーナッツオイルは、手作業で手間暇をたっぷりかけて作っているんです。 「これは本当に貴重品だわ~。大切に心して飲むわ」
とみなさんおっしゃっていました。
昼食後、スーツケースをまとめてシダーハウスを後に、ノボォシルビスクに向かいました。
ノボォシルビスク市内で、 メグレ氏のお嬢さんと彼女の旦那さん(お二人ともシリーズに登場します)、そしてお嬢さんと合流。
ちょっと訳あって、みんなでコンサートを観て・・・
それから著者のメグレ氏が交易の旅に出掛け、 アナスタシアに出会ったという、オビ川のその最初の出発点にご案内していただきました。 ここから全てが始まったのね!
きっと、メグレ氏だけではなく、私も、そして旅仲間のおひとりお一人が、そう感じられたことだと思います。彼の出発は、人類の新たなる出発だったのだと思います。
その後はロシア料理レストランへ。
サワークリームかけワンタンなど、 みなさん各々お好きな料理をたのんでいました。 特に男性陣はロシア式のピッチャーのビールに大喜び。 非常にハイなテンションでしたね~。
お腹がいっぱいになった後は、キンエステートで作られている手作りの商品や、 シダーナッツオイルなどを扱っているお店に行って、ショッピングを堪能。
そして空港へ向かったのでした。
真夜中のフライト。空席がたくさんあったので、みんな横になって寝ることができました。
香港を経由し、一路成田空港へ。
無事に成田空港に到着ー。
家族のような今回の旅仲間のみなさんともここでお別れです。 この出会いを大切にさせてくださいね。(小笠原で同窓会を企画中デ~ス)
(ゴメンナサイ。なぜかこの写真だけこんな風に絵画調?に撮れてしまいました~笑)
本当にお疲れ様でした。
そしてありがとうございました!