こんにちは、店長のだいすけです。
先日奇跡のリンゴシリーズの著者でもある自然栽培農家の木村秋則さんのセミナーに行って参りました。
朝早くに起きて目指すは石川県の羽咋(はくい)市。
なんと、羽咋市は、今では全国に広まりつつある木村式自然栽培のスタートの地なのだそうです。
羽咋市は、木村さんを講師に招いて自然栽培の啓蒙活動をしたり、農家の誘致活動を行ったり、市をあげて自然栽培をサポートしております。
ロシアのベロゴロド州のように、希望者に無償で1ヘクタールを付与するわけではありませんが、羽咋市も自然栽培を希望する人に対しては、全力でサポートをしているようですね。
日本でも政府がこのような活動をしていることを知り、少し嬉しくなりました。
さて、講演会で聞いた木村式農法ですが、肥料を使って行う通常の農法ではなく、その土地の土壌に合った栽培方法を行っていくというものだそうです。
木村さんは土の中にも宇宙があると仰っており、土1gの中になんと1億もの微生物や細菌が存在しているのだそうです。土を手で一握りすれば、そこには100億いることになります。すごい世界ですね・・・。
そして木村さんの講演で印象に残っているのは、
「自然栽培で一番大切なものは、愛です。」
という言葉でした。
もし、自分がその植物だったら、どんな気持ちだろう?
暖かいかな?
寒いかな?
水が欲しいかな?
人間にはどのように声を掛けてほしいかな・・・?
と、木村さんは植物の気持ちになって感じるのだそうです。
そうやって、愛情も育んでいく。
アナスタシアの4巻に出てくる「祖国」の植物たちも、そうやって育まれ、そして世代を超えて一族をサポートしていくのだな、と思いました。
春の陽気と黄砂(笑)に身を包みながら、想い想いに帰路につくスタッフ一行なのでした。