今日は夕方までシグノリエ・ヴェロルシア祖国コミュニティを見学することになっています。
ロシアで一番最初に祖国コミュニティづくりがはじまったところであり、
祖国コミュニティにおいてロシア最大級だといわれています。
まずは概要から。
この祖国コミュニティの総面積は600ヘクタール。
全長8キロメートルもある、広大な面積をもった祖国コミュニティです。
11年前、とある実業家がコルホーズだったこの土地を買い上げ、
読者たちに格安に分けてくれたのがはじまりとのこと。
現在は330軒がこの敷地に建っています。
住人はおよそ1,000人で、内約500人が定住者。
残りの500人は、今はダーチャ的な活用をしており
週末や長期休暇をここで過ごし、定住に向けて準備を整えている最中とのこと。
また、全住人の97%が「アナスタシア」読者であり、
残りの3%は、パートナーのどちらかが先に住人になり、
あとからもうひとりがやってくるパターンだそうです。
この土地は、若干ですが高台になっていて
クラスノダールの町が遠くに見えました。
コミュニテ内には、コミュニテセンターが3件あり
現在4件目を建設中。
もちろん学校もありました。
まず1軒目。
ここは、昨夜、数名の旅仲間が宿泊させていただいたお宅です。
ご主人は普通のビジネスマンで、奥さんは教師。
家の中はごく普通の現代風な内装で
電気やガス、キッチンが設備されていて
近代的な暮らしをしているみたい。
私たちは建設中のコミュニテセンターを見に行きました。
すべてセルフビルドだそうです☆
次に、外観が完成しているコミュニテセンターに連れて行ってもらいました。
内装はまだ完成していませんでしたが、既に活用中☆
幼稚園としての利用と、
伝統衣服の作り方や昔の暮らしのノウハウなどのワークショップを催す場所になっているそうです。
園児のみなさまが、劇を披露してくれましたよ☆
ありがとう(ハートマーク)
それから、私たちはこのコミュニテの敷地内にあるドルメンのひとつに
連れて行っていただきました。
カフカス地方には多くのドルメンがあるのです。
地震がある地方ですし、風化したりと
原型を保っていないドルメンもありますが
叡智ある意識体がまだここにいらっしゃるとのこと。
ガイドのディミートリフと奥さんの出会いには、
まさにこのドルメンがキューピットとして活躍してくださったそうです。
あ、ドルメンの上でしゃがんでいるのは、お嬢さんです☆
標高735メートル、聖なる山「セブリ山」が裾のを力強く大地に広げていました。
その後、ディミートリフの祖国におじゃましました☆
9年前に4ヘクタールのこの土地を入手し、
家をセルフビルドし、以後一族の土地を美しくしています。
まさに「愛の空間」ということばがピッタリ☆
すべてが愛を持って行われ、愛で接しられていました。
この空間は「歓び」が満ち満ちているのを感じました!
6巻にいにしえの結婚式の式辞が書かれているのですが、
彼らはまさにそれを実行していました☆
結婚式に参列してくださった親族や友人が
彼らのために、果実の苗木をプレゼントし
彼らの祖国の敷地に植えてくれたそうです。
今では、苗木も成長し、果実を実らせてくれています☆
自然栽培の畑
ネギやレタス、チャイブなどが 元気に育っていました。
その他にも、ブドウやスイカ、メロンなども育てているそうです。
娘さんのための畑もありました。
アナスタシアが言っていたことを実践していました!
「一族の木」として樫が植えてあり
この一族の木を輪になって囲むように、バラが植えられていました。
「土地の境目には、松の「生きた塀(垣根)」をつくったんだ。
松の苗木を植える際は、親族やご先祖のひとり一人を思い浮かべて植えたんだ。
僕の一族の土地に、僕の先祖の全員の意識を集めたいと思ったから」
(9巻参照)
「それから井戸も自分で掘ったよ。
19メートル掘ったら水が出たんだ。
洗剤などはすべて天然なものを利用して、ビオトープなどを活用しているよ」
なんでも、このコミュニテー内にダウジングで水源を当てられる人がいるそうで
その方に、水源の場所、深さ、そして井戸を掘ってもよいかの許可を大地に得ることをお願いしたそうです。
次にご覧いただくのは、決して拷問の写真ではございません!
8巻上に登場する、アナスタシア発案の背筋を伸ばす器具なんです~。
旅仲間の重い荷物を運ぶのを助けてくださったがために腰を悪くされた方です。
でも、この後、痛みが消えたんですって☆
よかったー!
男性陣、本当にありがとうございました!
最後に、彼らの愛の果実園で収穫したチェリーの手作りのジュース
をごちそうになりました☆
優しいやさしい味が五臓六腑にしみわたったのでありました。
帰り際、ワゴン車の窓から見える祖国の土地たちは
それは生き生きとし、
すべてが愛の空間として輝いていました。
そう、まるで5巻に描写されているのと同じように
私たち外国人たちは、ロシアの祖国の人たちに羨望のまなざしを向けながら
お別れしたのでした☆
夕方、私たちはクラスノダールというロシア主要の都市に移動。
この旅最後の夜を過ごしたのでありました。