みなさま、こんにちは
アナスタシア・ジャパンの岩砂晶子です☆
今日も九州お茶会キャラバンのつづきです♪
書籍「アナスタシア」シリーズのお取扱店であるおくなが屋さんで
なんともやさしい野草茶をごちそうになり、
すっかりまったりしてしまったわたし。
そして、気が付けば、ときはすでに夕食時に。
そこで、
夕食をご一緒してから、
朝倉市に向けて出発することにしたんです。
美味しいお蕎麦を満喫して、みなさんとお別れしました。
さて、朝倉市に行くには、
① 最寄りの高速道路ICから入って、グルーっと迂回して行く方法、
② 迂回することなく国道を西に走り、日田ICから高速にのる
という2つのルートがありました。
そこで、わたしたちは後者の国道+高速ルートを選んだんです☆
出発してから少し経って、
ガソリンのマークが残り2つになっていることに気付きました。
ときはすでに20時過ぎ、外は真っ暗。
でも、きっとどこかにガソリンスタンドがあるだろうという
安気な気持ちでいたんですね。
ところが、
この国道、どんどん山の中に入っていくではないですか!
そうこうしていたら、ガソリンマークが残り1つに・・・。
慌ててナビにガソリンスタンドを表示させてみました。
たくさんではないけれど、道中にポツポツとガソリンスタンドが!
「大丈夫だわん♪」 とわたしの頭は言いました。
それでもなんだか嫌な感じがする~。
こうして、
頭vs.気持ち の口論がわたしの頭の中で繰り広げられたのでありました。
なんせ、頭は論理を言語化して訴えてきます:
「ナビは、この先にガソリンスタンドが何件もあるって言ってるよ」
でも、気持ちは、
言語ではなく、あくまで気持ちや直感でしか訴えられません。
そしてあたしは、頭の声をきいてしまったのでありました・・・。
その結果・・・
1軒目・・・閉まってる。
2軒目・・・閉まってる。
3軒目はどうだ?・・・ここもダメ。
そしてついに最悪の事態の手前の状況になってしまったのであります。
そうです、ガソリンのマークが点滅しはじめたのでありました!
まだ、目的地まで半分も来てないのにー☆
そもそもこの車には、
書籍など物販用の荷物から、わたしたちの荷物まで、
まるで缶詰のようにギューギュー詰めに乗っていて
普段よりはるかに重かったのあります。
さらに、この国道は峠ばかりで、それも登り!
想定以上にガソリンをくっていたのでありました。
ただ、幸いにもわが車は電気自動車!
記憶が正しければ、この車はガソリンマークが点滅しはじめてから
50Kmは走るはず!
この様子だと、ガソリンスタンドがまだやっていると思われる場所は、日田の町。
日田まで、おそらくあと50Km!
運転を任されたスタッフさんには、
とにかくアクセルを極力踏むことなく、
坂道では、最大限に充電するような運転を心がけてもらい・・・。
そして助手席に座っているわたしは、
完全に祈りモードに入りました☆
振り返れば、わたしたちの車の背後では数珠つなぎの渋滞が・・・。
みなさんには意識でお許しをこうむり、
追い越し可能な場所まで我慢していただき、
抜けるところで抜いてもらいました。
そして、ふたたび祈る☆祈る☆
さて、わたしたちはこの状況を打破するために、いくつか策を用意しました。
① 日田の町のガソリンスタンドで給油できなければ、
② 最悪、高速道路に入って、サービスエリアのガソリンスタンドで給油。
③ もっと最悪のケースとして、日田の町までたどり着くことができない場合は、
JAF様にお世話になる。
その場合は、この山の中で、寒さに耐えながら、JAFさんの到着を2,3時間待つことになる。
ふたりとも無言で、
とにかくお互いの任務に集中しました。
わたし、③はイヤだったんですよ~。
次のお茶会にひびいたら大変ですからネ。
我われのガス欠車は、真っ暗闇の山の中をとろとろ走り続け、
坂道になると、スゴイ勢い転げ落ち、急ブレーキで充電☆
そして、ついに町に近づいている感を察知したのでありました。
ナビはわたしたちが日田インター付近に来ていることを示し、
ガソリンスタンドのマークがいくつか表示されていました。
それでも、
まだ開いているガソリンスタンドはなかなかナイ!
ここも閉まっている・・・。
ここもダメ・・・。
わたしの脳裏に、高速道路に入ってから給油するという②の策が・・・。
でも②もイヤな予感がプンプンしています。
どうしよう・・・と思っていたその時です!
数十メートル先に、まばゆい光に包まれて
1軒のガソリンスタンドが見えるではないですか!
「やってるー、あそこやってるー!!!」
希望という名のガソリンスタンドが1軒、
暗闇の中で光り輝いていました☆
と、ガソリンスタンド希望の目の前にある交差点の信号が赤に。
やむを得ず、目の前で我われは一時停車。
感極まってガッツポーズをしながら、
ふと「このガソリンスタンドは何時までやっているんだろー?」と思い
営業時間が書いてないか、店舗の看板に目をやりました。
「22:00まで」。
なるほど、ありがたい!
で、「今、何時?」とスタッフに尋ねると
「10時!」
「え?」・・・。
まさにその瞬間です!
カチッという音がしたかと思ったら、
まばゆい光が一瞬にして キエタ!!!
「あーーーーー!!!!!!」
あらゆる意味で、目の前が本当に真っ暗になったのでありました。
「えーーーー?!」。
このタイミングはまるでコメディー。
ふたりとも「あり得ない!」と連呼したのでありました。
信号が青に変わったら、速攻で車をガソリンスタンドに横付けしてもらい、
わたしは、すでにロープが張られたガソリンスタンドの中に突入。
まだ電気がついている事務室にダッシュしたのでありました。
ガソリンスタンドの方は、
慌てふためいて、支離滅裂な説明をするわたしを見て、
これは大事だと思われたようです。
「電源切っちゃったけど、まだ動くかなぁ~?」と言いながら
対応してくださったのでありました。
ありがたいことに、まだ最終段階の電源OFF作業をなさっていなかったそうで
我われの車を、満タンにしていただくことができました!
なんでも、この辺りでまだ営業時間中のガソリンスタンドは、
インターとは別方向にしかないそう。
そして、我われの車は、本当にガス欠スレスレのカラッカラ状態だったようです。
そのガソリンスタンドまでたどり着けなかったでしょうね~。
気さくなガソリンスタンドのにいさんが
天使のように見えて☆
心ばかりでしたが、手持ちのお菓子をお礼にお渡しいたしました。
(九州の方は、本当に気さくで、ステキです☆)
満タンというのはいいですね~。
なんの不安もなく、わたしたちは日田ICに入ったのでありました。
高速道路に入ってみてわかったのですが、
サービスエリアのガソリンスタンドもやっていませんでした
(工事中か閉店か???)。
だから、あの天使ガソリンスタンドで給油できたことは
命拾いした同然だったのでありました。
今回の教訓 :『ガソリンが残りレベル3まできたら、ガソリンスタンドに直行すること』。
わたしには数々の笑えるレジェンドがあるのですが、
今回のハプニングも新しいレジェンドとして
記憶に残ることとなりました~(笑)☆
ま、今回の本当の教訓とは、
『自分の内なる気持ちや直感を信じ、ともにあるること』 ですね☆