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「一族の布」という日本の文化☆

こんにちは、アナスタシア・ジャパンの岩砂晶子です☆
シベリアでは氷点下65度を記録し、
不安定な天候が続いていますね

さて、わたしは年末に「麻てらす」という映画を観たんです。
日本人の精神文化と文化そのものにも大きな影響を与えてきた
衣・食・住・農・エネルギー源として
世界的に注目を集める 日本おおあさ ー 大麻。

戦前まで日本中のいたるところで麻が栽培され、
神道の祭事から一般庶民の衣服、漁業に使う網にいたるまで
日本の暮らしに幅広く活用され
欠かすことのできなかった
大切なたいせつな植物です。

現在、栽培は厳しく制限されていますが、
新薬として、
また、新たなるクリーンエネルギーとして
世界中で研究開発が盛んです。

そして、この映画をとおして
麻を知り、
日本、自分のルーツを知ることができるんです☆

でね、この映画を観てビックリしたことをシェアさせてください
シェアしたくてたまらないんですよ~!

映画の中に、「ぼど」という東北の文化が紹介されていたんです。
またの名を「ぼどこ」というそうです。

これは、
自分の何世代ものご先祖たちが
おおあさを育て、
よって
糸にして
織って
それから藍染めなどの天然染料で染めて
やっとでできた布を
すでに先祖たちから引き継がれてきたつぎはぎの布に
縫って作った
1枚の布のこと。

つまり、各世代のご先祖が作った一張羅のマイ麻布を
ときを経て 
つぎはぎしてできた
1枚のパッチワーク布なんですって☆

東北の方たちは、
この「ぼど」を
出産の際に赤子を包む布として使ったり
大切な節目に使っていたそうです。

わたしはこれを観て
おー、これはまさに「一族の布」だー!!!
と感動したのでありました。

衣食住はそれぞれ、知恵と経験が必要なこと。
食べていくには、自分で農作物を作れるようにならないければいけないし、
住まうには、家を自分で建てることができなければならない。
とくに、「衣」については
服を着るために、
まずはその繊維となる植物を育てられる能力がなければいけなくて、
植物が育ったら、その繊維をとり、
よって糸にして
織って布にして、
染めて・・・
で、それから服に仕立てる・・・という
長~い工程があります。
だから昔のひとは布をとても大切にされていたわけです。

今は、既製品の服がどこにでも売っているので
まごころが「衣」にどれほど詰まっているものなのか
なにも知らずに暮らしていますが、
そりゃ、そこまで手間暇かかるものであれば
大切にしますよね。
うんうん

一生で一番良くできた麻布を
先祖代々引き継いできた「ぼど」に
自分の麻布を縫いつけ、
子孫のしあわせを願う☆
この一枚の布は、時間の枠を超えて、
生きるしあわせと歓びへの願い
そして賛美が
たっぷりこもっている。
なーんて豊かな心なのでしょうか(BIGハートマーク)

「ぼど」の文化が受け継がれていきますように☆

麻てらす
すばらしい映画でしたので、
機会がありましたらぜひ観てみてくださいね♪

◎追伸◎
なんとー、読者の方からこんな情報が入りました☆
なんてナイスタイミング!☆!

東京の浅草にあるアミューズ ミュージアム
ボドコ展が開催されているのだそうです!!!
3/25までですよ☆

BORO 美しいぼろ布展 ~ボドコ、生命の布~
www.amusemuseum.com

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第4巻以降の刊行を行うとともに、
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