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2018年 ロシア日記 DAY3

こんにちは、アナスタシア・ジャパンの岩砂晶子です☆
なかなかロシア日記が進みませんねぇ~。
忘れてしまう前にアウトプットしておきたいのにねー(笑)
休日返上してでも、書くぞー。

では、さっそくロシア日記のつづきをシェアさせていただきますね。
***
旅3日目、今日は今回の旅のメインのひとつでもある、祖国コミュニティを訪れます!
晴天の折、わたしたちを乗せたバンは、
ロシア最大級にして、最初にできた祖国コミュニティだとされている、
「シネゴリエ・ヴェドルシア」祖国コミュニティに向けて、ホテルを出発。

この祖国コミュニティは2年前にも見学させていただいて、
その際のことを日記にもシェアさせていただいています。
もしよろしければそちらもご参考にしてくださいね。

まずは、現在の基礎情報から☆
総面積600ヘクタールという広大な土地を持つ
「シネゴリエ・ヴェドルシア」祖国コミュニティには、
現在住民1000人、330世帯が住んでいます。
およそ500人は定住者、
残りの人たちはまだダーチャ的な暮らしをしていますが、
今後定住型に移行する方々だそうです。

また、住人の9割がアナスタシア読者で、
残りの1割は、アナスタシア読者である家族の一員
(奥様のケースが多いようですね(笑))の意向にひっぱられて
この祖国コミュニティにいる感じの方々☆

宗教観は、1割がロシア正教、イスラム教や古キリスト教などで、
その他の大多数の住民たちがアナスタシアシリーズに描写されている哲学や思想、人生観で生きている人たち。

ここまではだいたい2年前の日記にシェアさせていただいた内容と同じなんですが、
今回は新しい情報を入手してきましたよー☆
前回の訪問でも伺ったことだったんですが、
回答がどうも腑に落ちていなかったので、改めて質問させていただきました。

Q. ひとりの実業家が一手に600ヘクタールの広大な土地を入手し、
同じ想いの人たちに安価に分けてできた、と理解していますが、正しいですか?
A. 詳しくお話ししましょう。
15年ほど前に、この祖国コミュニティの創立メンバーだったひとりの実業家が、
そもそもコルホーズだったこの土地の300から350ヘクタールほどを買上げてスタートしたんです。
ちなみに、僕たちはこれを第一波時代と呼んでいるんですが、
その頃この土地は1ヘクタール、35万ルーブルでした。

僕もこの第一波のひとりなんですが、
まずは設立メンバーみんなでコミュミティセンターを建て、
そこで共同生活をしながら、インフラを整備していきました。
開拓して、道路を敷いたんです。
これは、すべて設立メンバーの自費&労力で行ったんですよ。

第二波時代にも着々と面積を広げ、
第三波の人たちによって、祖国コミュニティの面積は現在の600ヘクタールまで拡大したんです。
現在は第三波時代で、この祖国コミュニティは15区で構成されています。

ちなみに、僕の意見をお伝えするとすれば、
祖国コミュニティは、150~200世帯で構成するのが最適なサイズだと思いますよ。
ここは300世帯以上いるため、あまり好ましくない。
世帯数が増えすぎると、住民同士の相互理解が浅薄になってしまうんです。
200世帯以上に増えたら、
別の新しいコミュミティを創設した方が好ましいですよ。
そして、その新しいコミュミティも、
広大な農場や森などで既存のコミュミティと隔てて、
互いに物理的な距離をつくった方がいいと思います。

Q.前からお伺いしたかったのですが、
祖国コミュニティ自体の運営はどうされているんですか?
A. ロシアにある大半の祖国コミュニティは、
<<日本で言う>>NPO法人化されています。
シネゴリエ・ヴェドルシア祖国コミュニティも例外ではありません。

毎月の会費で運営されていて、
会費は、
コミュミティの税金や役員の人件費にあてがわれるんです。
そのほかは寄付金にて、
たとえば学校やコミュニティセンターが管理されています。

Q.祖国コミュニティの役員は報酬やお給料がもらえるんですね?!
じゃあ、みんな役員や会長になりたがるんじゃないのかしら?
A. ロシアのNPO法人は、年に4回、行政に報告書を提出する義務があるんですよ。
法人税や年金、社会保険など、事細かに報告する必要があるので、
実務能力と経理能力の高い人でなければこなせない。
とても責任がおもい任務ですよ。

Q. この祖国コミュニティに入植したい希望者が現れたときは、
どのようにされているんですか?
A. 新しい住民を受け入れる際は、総会の面接を受けていただきます。
面接をパスした場合は、
2年間の試用期間が与えられ、
その間にこのコミュニティで暮らせるのかを双方が判断、
そして2年で定住できるようにしてもらう、という流れです。

ですが、残念なことに、
2年経ってもまだダーチャ式の暮らしをしていて、
定住にまで到達できていない人たちや、
最悪のケースは、最終的に一般人に転売してしまうという問題が発生しています。

というシェアを、祖国コミュニティに行く道中にいただきました。
なるほど~
はやりコミュニティの場合は、
最初から具体的かつ詳細なルール付けをしておいた方がよさそうですね☆
先駆者から学ぶことは多いですね。
先駆者がいるって、本当にありがたいことです!
感謝だわ~(ハートマーク)

そうこうしているうちに、
わたしたちのバンは幹線道路を曲がり、
シネゴリエ・ヴェドルシア祖国コミュニティの敷地内に入っていきました。

なんせ全長8キロもありますから、広大なんです。
今、車窓から見えるのは、畑と森・・・です。

旅仲間から、
祖国コミュニティ内にある学校も見たい☆
というご希望があり、学校も見学させていただくことになりました☆

さあ、
シネゴリエ・ヴェドルシア祖国コミュニティの中にある学校前に到着しましたよ!
2年前、ここはコミュニティセンターで、
裏の2室が学校として使われていたんですが、
今はこの建物すべてが学校になっているみたいですね。
ちなみにこの建物こそ、第一波時代に一番最初に建てられたコミュニティセンターです。
すべてはここはら始まったんですね!

入口は2年前と同じで、変わっていませんね。

こどもたちが出迎えてくれましたよ☆

現在、全校生徒は15人で、うち幼稚園児は6名。
6名の先生(うち4名は派遣)でまかなっているそうです。
町の学校の分校という位置づけになっていて、
半年ごとに行われる定期テストや進級試験を町の学校で受けています。
そして5年生になると、町の学校に転校することになっているそうです。

また、
ここの祖国コミュニティの子どもたち全員が
必ずしもこの学校に通っているわけではないそうで、
自宅でホームスクールを受けている子どもたちもいるそうですよ。

ちなみにこの学校は寄付金によって運営されているそうなので、
募金もしてまいりました☆

メインの教室↓

ちょうど算数の勉強をしていたみたい☆
ワークシートを見せてもらいました↓

もうひとつ、同じような教室があります。
こちらは、保育室だそうです↓
男の子は私たちが入ってきたことにも目をくれず、
机の上にある何かに熱中しています。
すごい集中力~!

このお部屋は2年前も台所に併設されたダイニングルームとして使ってたところ↓

建物の裏は、お庭のようになっていて、こどもたちが遊んでいました↓

おっと、長文になってしまいましたー。
今日の日記はここまでにしますね☆

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美しい未来を創造するために、株式会社直日は誕生しました。

出版社として日本語版『アナスタシア ロシアの響きわたる杉』シリーズの
第4巻以降の刊行を行うとともに、
シリーズに登場するアナスタシア推奨のシベリア杉のオイル、
タイガの厳しい自然が織りなす恵みの輸入販売をとおして、
皆さまの心身の健やかさのお手伝いをさせていただいております。
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『アナスタシア ロシアの響きわたる杉』シリーズ
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