こんにちは、アナスタシア・ジャパンの岩砂晶子です☆
アナスタシアシリーズの新刊 8巻-1『新しい文明(上)』は
たくさんの方がご高覧くださっているようで
本当に嬉しく思っています☆
とてもタイムリーな内容ですので、まだの方はぜひぜひ手にとってくださいね。
さて、3週間ほど前の話です。
そろそろ秋の支度をしなければ、と思い、
オフィスの夏のスリッパをお外に干すことにしました。
ちょうど腰丈ほどの垣根用の木が数本あるので、
そこにスリッパを4足、干しておいたんですね。
夕方になって、お外のスリッパのことを思い出し、
慌てて取り込みにいったら、
男性用スリッパ2足のうちの1足の片割れ君が見当たらない・・・
どこを探してもない・・・。
近所の人に怪しまれながらも探したのですが・・・
結果、ナイ、ミッシング。
片割れスリッパ君は、完全にどこかに蒸発してしまったのでした。
後から知ったのですが、
どうやらその日はちょっとした突風が何度が吹いたらしく、
おそらくスリッパ片割れ君はその風に乗って
どこかへ飛んでいってしまったようなのです・・・。
自分で言うのもなんですが、
実はわたし、とても物持ちがいい人なのです。
今でも普通に高校生のときの服ですとか、
もろもろ使っています☆
(みなさんにドン引きされます 笑)
そういったモノは、
わたしにとって物語があったり、
ときを共有してきた戦友や大親友であったりするもので、
愛着100%の大切な一品なのですございます☆
だから、できるだけお直しとか修理して使っているんですよね。
そしてこの迷子のスリッパ片割れ君も、
わたしの大切な仲間でした☆
ホームセンターで、たかが500円か600円くらいで買ったスリッパではあるけれど、
なんていうか、こう、愛着あるスリッパだったの。
翻訳だとか、出荷だとか、輸入だとか、いつも一緒だったから・・・。
そして、もっと悲しいことに、
ふと見ると、
残された片割れちゃんがなんだか寂しそうで・・・。
でも、不思議なことに、
「あの片割れ君は戻ってくるに違いない!」
という理屈なき確信がわたしにはあったのです。
だから、
残された片割れスリッパちゃんを捨てずに、
そのままにしておいたのです。
お相手の片割れ君は旅に出ただけで、必ず戻ってくる☆
でもね、
さすがに1週間半ほど経過して、
相変わらず何の音沙汰なしだと・・・
「やっぱり戻ってくる訳ないよね・・・」
と思ってしまったのでした。
さらに、追い打ちをかけるように、
残された片割れちゃんを見ると
哀れで、わたしまで悲しくなって・・・。
だから思い切って捨てることにしたのです!
捨ててしまえば、もう諦めもつくし、
寂しさなんて感じなくなるから。
こうして、片割れスリッパちゃんは、
ゴミとして扱われる運命となってしまいました・・・。
その2日後のこと。
なんと!
旅立っていたスリッパ片割れ君が、
垣根の上にチョコンといらっしゃるじゃないですか!!!
それも、
いつもと変わらぬ姿で、何もなかったかのようにしているスリッパ片割れ君。
あー、帰ってきたー☆
最初はとても嬉しくて☆
「お帰り、スリッパ君!」
そういった直後に、悲しみが・・・
ああ、もうあなたのパートーナーは旅立たれました。。。
というか、旅に追い立ててしまったのはわたしです・・・。
本当にごめんなさい。
たった2日前までパートナーちゃんは待っていたのに、
わたしがゴミにしてしまったの・・・。
もう取り返しがつかないの・・・。
スリッパ君、本当にごめんなさいね。
(やっぱりわたしの確信は正しかったのね。
なぜ、わたしは自分の確信を100%信じないのか!)
こうして、片割れスリッパ君は、
未だにオフィスでひとり寂しく佇んでいらっしゃるのでした・・・。
(なんだか、ほら、捨てるに捨てられなくて・・・)
【追伸】ブラリ旅に出た片割れスリッパ君が、どうして、そしてどのように帰宅したのかは、未だ謎であり、迷宮入りになりそうです☆