殺虫剤ですべての虫を殺すように、
抗生物質ですべての腸内菌を殺してしまうのではなく
善玉菌と「共存」することによって予防する。
この方法は古くから日本にも定着していましたよね。
先日アナスタシア・ジャパン主催のワークショップで作った
秋の酵素もそのひとつ。
今、世界中でプロバイオティックスが注目されているそうです。
これは、健康に有益な働きをする微生物とそれらの増殖促進生物のこと。
有機野菜の流行とともに、最近は欧州でも
アンチ・バイオテックス(抗生物質)から、プロバイオテックスへと
意識の移行が始まっています。
ロシアはバクテリアセラピーの宝庫の国。
実は学術的にこのプロバイオティクスの概念を研究していたのが
ロシア人の微生物学者メチニコフ(1845-1916年)だったのでした。
今回は、シベリアを夏に訪れた際に飲んだ、おいしいKavass(クワス)という
プロバイオティクスの精涼飲料水をご紹介しますね。
これはライ麦と麦芽を発酵させた、ロシアの夏の定番ドリンク。
数年前までは、どの家庭でも作っていたそうですが、
今では夏になれば出来合いのものをお店でも購入できるんですって。
これも酵素ドリンク!
生きた酵母が悪玉菌を倒す健康飲料なのであります。
さっぱりしていて、とても美味しい!
ウオッカのような強いお酒を飲んだ直後に、これを飲む、という方法も
あるそうです。
体内から健やかに、美しくなるために、善玉菌を見方につけましょうー。
参考資料:SIGNATURE No.554 pg.52