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V.メグレ氏 2021年 新年のご挨拶

「アナスタシア ロシアの響きわたる杉」シリーズの著者であるウラジーミル・メグレ氏のウエブサイトvmegre.comの動画から抜粋して日本語に訳出いたしました。

親愛なる読者の皆様に、新年のお祝いを申し上げます。  

奇妙で不可解な新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるっている中で、お祝いの言葉を伝えることをおかしいと思う方もいらっしゃるかもしれません。感染者の数は日々増大し、世界中の国が集中的な安全対策を講じ、私たちはマスクを着けて暮らさなければいけない状況にあります。  

私たちの未来には何が待ち受けているのでしょうか?  

私には人類に素晴らしい未来が待っているようにしか思えません。というのも、私にはこの新型コロナウイルスというものが、アナスタシアが言っていた「彼ら」、私たちにとって謎の「彼ら」によって操られている、なにか生きた存在のようなものであるかのように見えるからです。  

みなさんも、アナスタシアが両手を広げて草の上に横になって彼女の夢見る世界について語ったことを覚えているでしょう。そのとき彼女は、「彼ら」が彼女の夢見たロシアと全世界の美しい未来を受け入れ、私が本を書かざるを得ない状況を整えるだろうということも言っていました。事実、私が本を書くと、読者たちによる詩や歌も生まれ、光に満ちた歌を歌いながら周遊するバルドたちのキャラバン隊が本当に現れたのです。すべて、彼女が話したとおりになっているのです!  

では、今起きていることはどうでしょうか。私はその謎の「彼ら」が世界中の人たちに、現在のライフスタイルを変えなければならないということを、示しているのではないかと思うのです。  

それにしても、ライフスタイルを変えなければならないということを、本当に私たちは今まで気が付かなかったのでしょうか。皆さんも考えてみてください。  

たとえば、現代では水は汚染されてしまいましたが、私が若い頃は川や湖、井戸の水を飲むことができていたのです。しかしそれが今や、ほとんどの人が店でペットボトルなどの容器に詰められた水を買っている状況にあります。わざわざお金を出して買っているのです。さらには、水はお金を出して買うものではなかったということなど、現代の若者たちには想像もつかないことでしょう。このように、この新型コロナウイルスが、このような状況下に陥っている現代人にライフスタイルを変える必要があるということを突き付けているのです。  

では、コロナウイルスの脅威から最大限守られている人とはどんな人でしょうか。それは自分の祖国・一族の土地に暮らしている人ではないでしょうか。  

現在、多くの国で外出制限やロックダウンという対策がとられています。しかし、1LDKや2LDKのアパートやマンションで、家族が外出をせずにいる様子を想像してみてください。それは、家族全員が一つの場所で、ウイルスとともに隔離されている状態ではないでしょうか。そもそも多くの人が住んでいる集合住宅では、完全にこの謎のウイルスを防ぐことなど不可能です。それにコロナウイルスは変異します。おそらく皆さんもご存知のとおり、イギリスでは新しい変異種が見つかっています。学者たちはこのウイルスのワクチンを作ろうと懸命ですが、次々と変異するのであれば、すべてに有効なワクチンを作ることは難しいでしょう。  

やはり最も安全な環境にいる人とは、先にも言ったとおり、一族の土地で暮らす人々なのです。  

なぜか? たとえばダーチャなどの小さな区画では、隣家との距離が近いため、もし隣人が罹患してしまえばくしゃみなどを通じて感染する可能性があり、完全に安全とは言えません。垣根の塀だけでは見えないバクテリアやウイルスに対する防御はできませんから。  

一方で一族の土地ならどうでしょうか? 一族の土地では何が防御となり得るでしょう?  

それは十分な空間です。それも、ただの空間ではありません。そこに暮らす人の意識が放たれた空間です。それは永遠の生についての認識、素晴らしいもの、美しいものについての意識です。そこに暮らす人々には、悲観的な意識がありません。なぜなら、一族の土地の創造者は未来をきちんと見据えており、彼らには素晴らしい未来がみえているからです。ポジティブな感情が多くの病気、ひょっとするとすべての病気を撃退するのに有効であるということは、よく知られていることです。  

私が描いているイメージを皆さんにご紹介しましょう。それは、近い未来に、大都市の周辺に、多数の一族の土地からなる祖国コミュニティができている様子です。そして居住地の中にはシベリア杉が生え、周囲にはシベリア杉の森が茂っています。シベリア杉だけでなく、様々な木が混在する森でもいいでしょう。居住地用に提供される土地は、森林地帯または人々がシベリア杉を植えることができる草原地帯がいいでしょう。  

今、アナスタシア財団(*ウラジーミル市非営利型 文化と創造支援アナスタシア財団)では「シベリア杉と未来」という名前のプロジェクトが始まっています。その中でシベリア杉(学名:シベリアマツ)の針葉についての科学的研究が行われており、病原性バクテリア溶液をシベリア杉の針葉に塗ったところ、わずか数分でそれらのバクテリアを死滅させたといいう結果が出ています。また、大量のフィトンチッドを放出するという研究結果もあります。シベリア杉には、人間に活力を与えるバクテリアを空中に充満させる一方、病原性のバクテリアを死滅させる特性があるのです。  

私たちには、世界を素晴らしいものにするために成し遂げるべきことが、まだたくさんあります。一族の土地でのライフスタイルには、人類にとって素晴らしい、新しい時代の到来を促すことができることを示せる、とてつもなく大きな可能性があるのです。それにロシアには広大な領土があり、人が住んでおらず背の高い雑草が生い茂る草原もいたる所にあるではないですか。  

ウラジーミル州のとある祖国コミュニティは、私の記憶では、草が生い茂った湿原地帯でした。そしてその土地は、公的には肥沃でない土地だとされていました。しかし、今やそこには園があり、花が咲き乱れています。読者たちがそこに多くの一族の土地からなる祖国コミュニティをつくったからです。その居住地に足を踏み入れると、まるで異世界に入り込んだかのような感覚になります。
 たとえば、外出制限やロックダウンという点からしても、祖国コミュニティの人たちは、それほど自主隔離を意識しているわけではありません。彼らはこれまでどおり交流し、創造を楽しみ、活動しています。彼らはウイルスのことなど特に意識していませんし、ウイルスも、まるで彼らを避けて通り過ぎているかのようです。ひょっとすると祖国コミュニティにも侵入して来たことがあったかもしれませんが、そこに住む人に危害は及んでいません。もしくは、すでに彼らの体内に棲みつこうとしたかもしれませんが、彼らの免疫力がそれを許さなかったのかもしれません。  

ライフスタイルを変える必要があることを我が国だけでなくあらゆる国々に説明するために、私たちにはまだまだたくさんすべきことがあります。変えるというのは、なにも農業を経済の中心とする農業国にするという意味ではありません。発展した先進国になるということなのです。つまり、科学的な意味での先進国、宇宙空間を開拓する国家になるということです。しかしそれは科学技術による開拓を意味するのではなく、テレパシーによる開拓です。それがどういうことなのかは、未来になればわかるでしょう。  

現在の私たちには、この惑星での美しいライフスタイルの可能性が見えています。  

一族の土地に暮らす人々の子どもたちは、世界から隔絶された存在ではありません。むしろ、彼らはまさに世界の中で生きているのです。そして、科学技術の世界に生きる人たちの方が、世界から隔絶されてしまっているのです。なぜなら、自動車も、人工的な生活環境も、創造主が創造したものではないからです。皆さんは「相反するものの統合」という概念をご存じだと思いますが、私が言いたいのは、農機や電気やガスから離れようということではありません。すべてが美しい創造のために利用されなければならないということなのです。そして、これまでに人間が創造してきたものと、自然で美しく香しく咲き乱れる園を結びつけるのです。  

人々を、特に子どもたちをコンピューターから切り離すのは非常に難しいことです。暮らしのあらゆる場面できらびやかな大都市の姿が映し出され、手招きしている中では、子どもたちに一族の土地の魅力を感じてもらうのはとても難しいのです。映画やドラマでは、巨大都市の暮らしが良いことのように描かれています。しかしそれは本当でしょうか? 画面の中に映る暮らしとは異なるライフスタイルが存在するということを、祖国コミュニティで暮らす人々が示しているではありませんか!  

アメリカがアメリカとなり得たのは、人々、つまりアメリカの連邦議会議員がホームステッド法を可決したおかげでした。この法律により、人々にほぼ無償で土地が払い下げられました。ただし名称は私たちが掲げる「一族の土地」ではありませんでした。私たちが提唱しているのは「一族の土地」です。私は、一ヘクタールをどのように呼ぶかということは、とても重要だと思うのです。なぜなら、名称の背後にはイメージがあるからです。たとえば、あなたの妻を「女性」、「おばさん」、または「掃除婦」などと呼び方を変えたとします。「掃除婦」と呼んでしまえば、あなたは彼女を掃除婦として扱うようになります。つまり、あなたが自分の一族の土地を「農地」と名付けてしまえば、そこは農地になってしまうのです。「一族(род)」そして「祖国(Родина)」という言葉と繋がる「一族の土地(Родовое поместье)」という名前を使用することには、なにか奥深く、それでいてわかりやすい、また素晴らしい意味が込められていると感じます。  

私は、これまでにアナスタシア財団が祖国コミュニティのために、また皆さんも覚えていらっしゃると思いますが、モスクワや国内外の数多くのイベントのために多くの支援を行ってきたのを知っています。財団は偉大なるアイディアを人々へ伝えようと懸命に取り組んできました。私は今、大いなる確信をもってロシアに国民的で偉大なるアイディアが生まれたと認識しています。そして今やロシアだけでなく、世界各国の人々がそのアイディアに触れ、多くの国での読者会が開かれていることも、このことを物語っています。たとえ国際政治的に関係があまり芳しくない国であっても、人々はロシアからの訪問団を大きな拍手で迎え入れているのです。それは、ロシアに国という枠を超えた、新しいライフスタイルのアイディアが生まれたことを、人々が直感的に感じたからだと思います。そして、だからこそ、モスクワ大学で学者による研究チームが、本に書かれたアイディアについて研究を始めたのでしょう。  

皆さんもご存じのとおり、ウラジーミル・プーチン大統領は極東での一ヘクタールの土地の提供に関する大統領令を発令しました。私はこれから大統領とロシア連邦安全保障会議、そして連邦議会の議員たちに呼びかけるつもりです。  「これは素晴らしい大統領令です。ですが、極東だけにとどめず、ロシア全土に拡大させるべきです。極東の土地が放棄され、人が遠のいてしまっている状況にあることはわかりますが、ウラジーミルやプスコフ、トヴェリ、モスクワ、サンクトペテルブルグのような大きな都市の近郊で同じように土地が放棄されているのを見ることはもっと辛いではありませんか。また、この大統領令をただの「連邦極東一ヘクタール法」と名付けるのではなく、「一族の土地」と名付けるべきだと思います」と。私たちは、政府や議会、大統領に、一族の土地法を策定するための、各組織の枠を超えた共同チームを創設することを呼びかけるべきです。そのチームには、すでに自分の一族の土地を持ち、実践においてコミュニティの作り方や住民同士または政府や役所との相互関係についての知見を得た人々の経験も必ず組み入れるべきだと思います。  

繰り返し、皆さんに新しい年をお祝いします。そして今年、皆さんの一族の土地が法制化されることを心から願っています。  

シベリア杉は500年以上生きますが、私たちが素晴らしい人生を送り始めるまでに500年かかるというわけではありません。新しい人生は、新しい夢、アイディア、創造したいという新しい情熱が生まれた瞬間に始まるのです。新しい夢やアイディア、そして情熱の意識を放ちましょう。100年後ではなく、100日後でもなく、今すぐに!   

そのためにも、一族の土地の創造者に、読者の皆さんに、代議士たちに、政府、そして大統領に私は呼びかけ続けたいと思っています。  

最後に、アナスタシアにも新年のお祝いを伝えたいと思います。世捨て人という言葉は今や彼女にはふさわしくありませんが、シベリアのタイガに暮らす美しく聡明な女世捨て人が、これまでのように、これからも善(よ)き影響を与えてくれることを願っています。  

アナスタシア、ありがとう!

ウラジーミル・メグレ

アナスタシア ジャパン

TEL 058-227-6798 営業時間 平日10:00-17:00

アナスタシア・ジャパンについて

アナスタシアのメッセージ、
そして彼女の美しき未来の提案をお伝えしたい
アナスタシアの構想が、今地球上に山積する問題を一掃する最高の方法であると感じ、
美しい未来を創造するために、株式会社直日は誕生しました。

出版社として日本語版『アナスタシア ロシアの響きわたる杉』シリーズの
第4巻以降の刊行を行うとともに、
シリーズに登場するアナスタシア推奨のシベリア杉のオイル、
タイガの厳しい自然が織りなす恵みの輸入販売をとおして、
皆さまの心身の健やかさのお手伝いをさせていただいております。
書籍
『アナスタシア ロシアの響きわたる杉』シリーズ
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